ほっこりチェコ絵本

心の隅っこをキュっと掴むモノと出来事。

春のチェコ🌸復活祭のお菓子・ベラーネク❣

復活祭の旧市街広場

漸く、プラハも空気が柔らかくなってきました。

ウキウキ😚です。

まだまだ、寒いんですけどね。復活祭中は夜間気温マイナスでしたし😫

 

そんなウキウキを盛り上げるのが、復活祭。色とりどりで目に楽しい行事。
そんな機会に焼かれることが多いのが、 

マザネツ(Mazanec)というブドウパンと、

ベラーネク/Beránek(羊)です。

チェコ復活祭★焼き菓子

マザネツ(左)とベラーネク(右)

他にも、イイダーシュ(Jidáš)という甘いパン、ボジー・ミロスティ(Boží milosti/ 神の加護)という揚げ菓子もあります。

マザネツは、クリスマスに焼くヴァ―ノチュカ(Vánočka)と同じ生地で作るそう。

こちらはおいおいご説明するとして、今日はベラーネクにチャレンジです❣

1.なんで羊?

中世の時代にはもう、復活祭に羊を焼くことが定着していたといいます。無垢な羊をキリストに見立て、キリストが人々の罪を負うためにその身を捧げたことに由来する習慣とのこと。

でも、同じように焼くお菓子の型には、ウサギもあるし…。今は、春に生まれた若い動物を象徴すればなんでもいい(?)感じがあります💦

 

2.羊を焼こう!

羊の型

ここで白状。実は今回、初めてベラーネク焼きました~~!😅

ベラーネクを焼くための型で、陶器のものを持っているのですが、なぜか大変粘土臭くて使う気になれず今まで焼いたことがなかったんです。今回、フッ素加工のものを買って挑戦です。

3.復活祭の羊:材料

まずはチェコのお菓子だから、チェコレシピ通りに焼こう、とレシピを検索。

 

卵3つ(Mサイズなら4つがお勧め)

油 100ml

バターミルク 200ml

小麦粉 380g

ベーキングパウダー 1袋(1袋12g入り)

 

この材料。お菓子を作る方ならわかりますよね。

卵はもったりするまで泡立てる…そう、ケーキ生地と同じ材料です。

ここで、問題が。

私、泡立て後の油の入れ方がうまくないようで、ケーキ生地を作るとき、せっかくきれいに泡立てても油を入れたとたん生地がしぼんでしまうのです。なので油は抜きで、急遽バターミルク代わりに脂肪分が多そうな(!)サワーミルクに変更。

こうなりました↓

材料

さてさて、どうなることやら。しっとり感は減りますよね、きっと…

更に、ベーキングパウダー1袋はやり過ぎだろうと6gに減らして使用。チェコの焼き菓子レシピはベーキングパウダーの量が異様に多いものが多く、食べると口がピリピリ痛くなるほどなのです💦

4. ちょっとおっかなびっくり、作ってみよう。

まずは泡立て。別立てです。

 

泡立て中

砂糖投入。

そのあと、サワークリームを投入して…まったく泡は沈まず、いい感じ(⋈◍>◡<◍)。

そして、粉類を合わせて投入…

小麦粉投入。おや?

なんか、粉、異様に多い…。これでは泡がつぶれちゃう!

と、慌てて100g減らしてみました😢

バターを塗った型

型に生地を流して、160度で焼くこと40分。

こんもり。

やっぱり溢れちゃいましたね~~😟

出っ張った部分は包丁で切り取り。

型を開いたら…まあまあ、じゃないですか?

こんなかんじ。

この縁に薄くついた生地をナイフで削ぎ取り、粉砂糖をかけて赤いリボンをしたら、それらしくなりました~~

できあがり❤

お味は…焼きたては結構いけます(娘があふれ出て削ぎ取った部分をバクバク食べてました)。

が、日が経つとちょっと固い感がでます。日本のケーキ生地の粉の分量にしようか悩んだものの、型から取り出すときに崩れることを避けるために固めのチェコレシピを選んだのですが。もう少し粉は減らした方がよさそうです。だからチェコのケーキは生地がパサパサなんだな、と納得…💦

もう少し改良の余地ありのベラーネクでした~~😜