ほっこりチェコ絵本

心の隅っこをキュっと掴むモノと出来事。

ガラス職人祭り☆ここにもチェコならではのデザインが…

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ガラス職人祭りから

お久しぶりです!今回はなんと前回から丸1か月ぶり😅。

実は、このコロナ禍にありながら、ありがたいことに3か月働きづめでした😌

ようやく落ち着いたところなのですが…とたんコロナウイルス感染拡大第2波到来!

この2週間以上、1日のうちに確認された新規感染者数は連日5000~8000人、ひどい日はなんと10000人越え。

そんなわけで、先週から規制が段階的に厳しくなっています。

…わかってたのにねぇ。来るって。第一波の時は優秀だったのにねぇ、チェコ

 

そんなわけで実はあまり外出ができていないのですが、秋といえば芸術の秋。昨年になりますが、9月初旬に毎年行われている

『ガラス職人祭り(Sklářská slavnost/ スクラージュスカー・スラヴノスト)』

に行ったので、ご紹介します。

 

ついでなので、ここでワンポイントチェコ語レッスン~~💛

「ガラス」スクロ(Sklo)といいます。

「ガラス職人」はスクラージュ(Sklář):"…ář"で職業を表すことが多い。

                  lékář(医者)、Cukrář(菓子職人)ナド。

「ガラスでできた」という形容詞はスクレニェニ―(Skleněný)

 さて、上記の単語を旅行に使えるかな?

Chci jít do obchodu se sklem. :ガラスを扱っているお店に行きたいです。

Koupila jsem si bižuterii se skleněnými kolárky. :ガラスビーズでできたビジューを買いました。

…とかね。

 

 

1.いざ、山の中へ。

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9月初旬とは思えぬ服装…💦

会場は、チェコでは有名なガラスの街、ヤブロネツ・ナド・ニソウ(Jablonec nad Nisou)にあるガラス・ジュリー博物館 (Muzeum skla a bižuterie) の分館がある場所。チェコの北の山地、イイゼルスケー・ホリ(Jizerské hory)の中の、クリスティアーノフ(Kristiánov)というところです。

ここは18世紀の後期にヨハン・レオポルド・リーデルという人がガラス工房を置いたことがきっかけで、ガラス職人ばかりが集まる村として一時期栄えたそうです。
作られていたのは、主にジュエリーの部品だったとか。

さて、ここまでの交通機関はというと。

プラハから普通に公共交通機関をつかうと激しく時間がかかるので、ベドジホフ(Bedřichov)というクロスカントリーで有名な村までは自家用車、そこから5キロ強は自転車という方法を選択しました。

久しぶりの山サイクリング、結構きつかったです…。しかも寒かった…‐;)

 

2.さあ、かわいいのあるかな?

到着!

疲れたし寒いしですぐに動けず、まずは友達持参のおにぎりを分けてもらい(!)、一息ついてから行動開始。

…やっぱりジュエリーの部品を作っていた場所だけあって、小物が多いです。

心をぎゅぎゅぎゅっとつかんでくれるものに巡り合えるか、期待してあるいていると...

こんな子たちにめぐり逢いました💛↓

ガラス小物_チェコ_クリスティアーノフ

ミニチュアのガラスフィギュアたち

あまりの小ささ、そしてユーモラスさに思わず見入ってしまいました…。

穴が開いているので、ビーズとしてテグスに通して使うんでしょうね。

むっちゃ悩んで、お買い上げしたのが、冒頭の画像の子たち。

特に気に入っているのが↓

チェコガラス_フィギュア

チーズの中のネズミ

近距離で撮りすぎてピントあってなくてごめんなさい。

チーズにはまり込んでるネズミですって。

顔がチワワだけどね…💦

また、この子を後ろからみたところが… 

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ねずみのお尻。芸が細かい…

なんかピンク色なところが妙に色っぽいネズミさんです。

あと、これはどう使えばいいの~~!ってシロモノにあいまして、思わず購入。

チェコガラス_フィギュア☆なんでたこ?

たこ!

ほっそい足が、青い石を抱いてるんですよ。

なんで??タコには縁がまったくない国のくせに、妙にリアル…

 

少し歩くと、やはりこの地方で有名な、ガラスビーズをつなげて作るクリスマスツリーオーナメント、コラールコヴェー・オズドビ(Kolárkové ozdoby) の会社Rautisのブースがありました。

でも...。なぜ川魚がここに?↓

ちょっとリアルな魚オーナメント?

微妙な照り照り感にリアリティ、感じませんか?

 

そのすぐ横には、この地方のガラス技術学校のブース。そこではバーナーを使ってガラスの動物を作る実演をしてました。

ちょっと長いですが、動画とりました!こんな感じです↓

 

streamable.com

 はじめはアシカを作ってるのかと思いました💦

なんか、飴細工に通じるものがありますよね!

 

3.おなかがすいたら。

ここまで来て、おなかのすいた私たち。

グラーシュ・スープ(ソーセージやお野菜をパプリカ中心の香辛料で味付けして煮込んだスープ)とこんなパンを購入してお昼にいたしました…

ラードパン-škvarky

バターやマーガリンの代わりに、豚ラードをパンに塗って食べることもあるのですが(その昔はその方が一般的)。このパンには、揚げた豚皮や肉も混ざったラードに、生の玉ねぎをまぜたペーストがのっています。ビールにはあうかもね~~、ってお味です。1枚食べたらもうお腹いっぱい💦

 

4.そして。

他にも、なぜかウッドビーズのお店、中世っぽい緑の花瓶を置いているお店などがありました。個人的には、やっぱりバーナーでガラスのフィギュアを作っていたところが一番おもしろかったです。

チェコにはプレツィオーザ(Preciosa)という、ガラスジュエリーやシャンデリアが主力のガラスメーカーがありまして、そこのガラスフィギュアの透明感あるキラキラはとても愛らしいのですが、このお祭りでみたような、妙にデフォルメされユーモラスなフィギュアたちも、チェコムード満点で大好きです(どっちかというとこちらの方がザ・チェコかも??)。

 

さて、この帰りにはヤブロネツの街のガラスビジューの博物館にもよりました。

そこも美しくもかわいいモノ満載で、写真撮りまくりだったので、また今度ご紹介します!